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マジョリティが苦手な生き方

大変ご無沙汰をしておりました

慈是にございます

1ヶ月もの間ブログを更新せず

何をしていたんだ、と

まぁ6月は何かと充実しておりまして

仕事に遊びにと全力疾走だったわけですが

月末から

『こちらお忘れ物となっております』

と持病が頼んでもいないのにお届けされまして

先週までウダウダと居座られておりました

まぁ大量のお薬のおかげで

今は元気でございます

キンキンに冷えたビールも

愛してやまないリトルシガーも

美味しく美味しく頂戴しておりまする

さてさて

久しぶりのブログなのですが

今回は以前からお話させていただきたかった

ワタクシの個人史

今現在の慈是に繋がるルーツ的な部分

そんなところをお話しできたら、なんて

しかしながらこの内容

たぶん万人受けはしないと思われ

何ならセンシティブな内容であり

マイノリティや多様性といったことにも触れてまいります

今回のブログも

そういう内容に苦手意識がある方

恐れ入りますがこのまま読まずに

お戻りくださいませ

ワタクシ個人の体験が

今現在苦しんでいる子供たち

またそんなお子様と向き合っているご家族様に

エールとなることを願って

もともとワタクシ

勉強というものが好きでございました

知らなかったことが知れる

ただそれだけの理由で

教科書は娯楽本と同じ扱いになり

ドリルはゲーム感覚で解いていました

自ずと学校で教わる知識は蓄積され

成績にも反映されるわけです

小学生の頃に抱いた夢は

考古学者

古代の知らなない世界を知りたい

単純な発想でございます

中学に進学しても

そんな日常は変わらないと思っておりました

進路指導があるまでは

ワタクシ、母、担任

担任から告げられたのは

地元トップの高校への進学

そこからの国立大を目指すべき

にこやかな母の隣で

ワタクシは静かに自分を見失いました

『ワタクシは誰だ、誰なんだ』

『ワタクシはワタクシなのに』

『成績が同じなら同じような未来なのか』

『ワタクシじゃなくてもいいんだ』

『他の誰でも歩める未来なんだ』

『ワタクシが生きてる意味って何だ』

『誰かに挿げ替えられてもいい人生って何だ』

『ワタクシの代わりなんていくらでもいるのか』

絶望

そんな感情を初めて知ったのです

工場で生産される製品のように

レールに乗せられ運ばれ

ラベルを付けられ出荷される

ワタクシにとって学校とは

あの日以来

人型製品の出荷工場と化したのです

『ワタクシは人なのに人間なのに』

拒絶反応は不登校に至りました

親や担任はパニックです

学年トップの成績さえとっていた優等生が

いきなりの不登校になったのですから

カウンセリングを勧められ

親子共々通う日々

それでも

ワタクシの抱いた感情は消えません

説明もできません

戸惑う母との対立が激高してゆきます

どれほど壮絶であったか

それは『事件』にならずによかったね

と今言えるほど

感情と感情のぶつけ合いです

中学卒業まで

そんな日々が続いたのです

その後

通信制ですが高校へと進学

しかしながら

ワタクシは未だに答えが見つからないまま

『ワタクシじゃなければいけない理由』

『ワタクシが生きていてもいい理由』

探すことにも疲れて

自傷行為を繰り返します

流れ出てくる血液

内出血する手足

痛みを感じることもないなかで

視覚に映るその現象だけが

『まだ生きている』

と実感させてくれるものでした

17歳

未だに残る傷跡となった自傷行為

父に止血され向かった救急病院

処置を待つ間寄り添ってくれた看護師さんが

『痛かったね、辛かったね』

そう撫でてくれた左腕

痛みは感じない

そう伝えると

涙を流してくれた

治療を受けている間

処置室の天井を見上げて思った

『次、この景色を見たら、それは最期だろうな』

『・・・死にたくないな・・・』

『ワタクシらしく生きたいな』

その日以降

ワタクシの中で何かが変わりました

優等生も劣等生も

周りが勝手に呼んでるだけのこと

何よりそれに支配されていたのは

他ならぬワタクシ自身だった

ワタクシ自身が決めればいい

ワタクシを評価するのはワタクシだ

生まれてきた意味も

生きていく理由も

ワタクシが答えそのものじゃないか

そうやって日々を過ごし

『生き抜いてやったぜっ』

最期にこの世に捨て台詞を放ちたい

13歳からの疑問に

ようやく応えることができたのでした

さてさて

ここからワタクシの個性が爆発します

先ずは高校を辞めました

というより

学校から除籍通知が届きました

まぁ出席してませんでしたからね

お陰様で慈是さんの学歴は中卒でございます

しかしながら今現在

別段困っておりません

ワタクシのやりたい事に学歴は必要なかったので

これから先

必要となればいつでも学べるとも思っていますしね

そしてジェンダーもオープンにしていきました

慈是さんはXジェンダーでございます

周囲へのカミングアウトはもちろんのこと

一昨年の入院治療の際にも

病院サイドに伝えました

おかげで快適な入院生活でしたわ

そして何より

ヘアスタイルやファッションも

自分の好きなようにできる、と

これは大きいですよね

父を見送ったことで必要となった礼服も

自分にとってカッコイイものをチョイス

周囲からも評判も良好でございます

あとは何でしょうねぇ

精神疾患を患ったとかですか

うつ状態と診断されドクターストップがかかったり

まぁ未だにお薬飲んでるんですが

日常生活に支障はございませんね

自分がやりたいと思ったことは

全てできておりまする

仕事然り

遊び然り

マイノリティと聞くと

マイナスなイメージもあるかとは思いますが

ようは本人が認めていればいいのではないかと

反対の言葉となるマジョリティ

でもそのマジョリティだって個と個の集まりなわけで

それこそ今話題の

多様性ってやつかななんて

少なくともワタクシにとって

マイノリティとはお得な個性だと思っている次第でございます

13歳の時に立ち止まったワタクシ

17歳の『生きたい』と願ったワタクシ

アナタのおかげで

今のワタクシは幸せです

アナタが残した傷跡も

ワタクシにとっては戦利品です

アナタが命を懸けて悩んでくれたから

どんなに無様でも足掻いてくれたから

ワタクシは今笑っていられます

正々堂々

生きていられます

今の目標を聞いてくださいな

『面白い人生だったぜっ』

そう最期に云うこと

同じ台詞を旅だった父に

ワタクシより先に旅立つであろう母に

あの世で再会したら伝えること

過去のワタクシに誓います

この記事の著者

yuibito 慈是

人に云わせれば波乱万丈
個性派街道をてくてく、てくてくと歩んでいたところ
突如として出逢ってしまった天然石
以来、市販のブレスレットをいくつか買い求めるも
すぐに物足りなさを感じ、個性をアピールできる自作を開始
あくまで自分用、でしかなかった制作が何時しか周囲にも知れ
『私にも作ってほしい』『家族にプレゼントしたい』等々
それらの嬉しいオーダーにお応えし続けること数年
数多ある石たちとの出逢いの場として
2022年 
天然石結処 幻想現姿
そしてワタクシ、 yuibito 慈是が誕生いたしました

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